東洋医学で、二日酔いを改善できないものでしょうか。

二日酔いは病気ではありませんから、現在の病院では診てはもらえません。もちろん、薬もありません。でも鍼灸で二日酔いを改善できるなら、少しは心の救いになるかもしれません。

東洋医学では、体のあちこちにツボがあり、どの部分のツボは何に効くのかというのがおおよそ決まっています。その中で、二日酔いに効くといわれるツボがあるようです。

二日酔いとは、摂取したアルコールを肝臓で分解しきれず、体内に蓄積してしまっている状態です。肝臓の働きを促進するツボを刺激することで、これは改善されますが、それは足の親指と人差し指の付け根の中央部分にあります。ここを、指などで押して刺激してみましょう。

また、飲みすぎて胃腸を壊してしまった人は、膝の前側にあるツボを押してみましょう。膝のお皿の骨から続く腱の付け根部分の外側に、そのツボはあります。足三里と呼ばれるそのツボを、ボールペンの背などで押してみるとよいでしょう。

胴体部分では、乳首から真っ直ぐしたに降りて、一番下の肋骨付近にあるツボもあります。期門と呼ばれるツボですが、肝臓の働きを良くしてくれます。

更に、手首の辺りにもツボがあります。
手首内側の付け根部分に、反対の手の薬指が当たるように指を三本おきます。人差し指の第一関節の下あたりにある、内関と呼ばれるツボがそれです。